ついて頼られる

佐藤愛子氏の本を二冊、読み終える。
佐藤さんが体験する超常現象は北海道の山荘だけではおさまらず、自宅、ホテル(宿泊先)、まるで待ち受けているかのように霊現象が起こり出す。
線香と塩は必需品となり、たいした解決も解明もままならぬまま月日は過ぎて行く、こうなるとラップ音に敏感にならざるえなくなる。
笑ってはいけないのだけれど、一定の時間を置いて電流が入る冷蔵庫の音をラップ音だと勘違いしてホテルの冷蔵庫を塩まみれにした話や深夜、ホテルのベッドの頭の方で女のすすり泣きが生々しく聞こえてきたので塩をつかみ「南無妙法蓮蓮華経!」と絶叫しながら壁に向かって投げつけたら男のうめぎ声まで聞こえ男女がなにか言い合っている。
その声は隣室の男女の睦み合う声だった、という話には笑ってしまいました。
大真面目で霊を成仏させることに取り組む姿には感動すら覚えます。
山荘を売ることもせず、浮かばれぬ霊たちのために四苦八苦。
ついているというよりも頼られている霊は何体もいるらしく、霊のほうも この人ならなんとかしてくれる。と思い頼ってきたにちがいない、そう、思ってしまいます。
毎朝、横断歩道を渡るとある柑橘系の木、今年はたわわに実ってる。
すぐ脇をJRの高架が走っていて誰が植えたわけでもなく種が落ちて自然にここの大きさまで育ったのだと思う。
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